どうも~! 旅々どーも(^_^)/ でーす。近頃、無理に笑わせようとするお笑いが苦手になってきました。
さて、今回は、私が道の駅を選ぶ際に、これは大事だなあと思っているポイントについてお伝えしようと思っています。
それは、ズバリ「安心」です。「安全」にも似ていますが、これも含めます。「安全」でなければ「安心」できませんものね。私は、いくつかの条件が揃っている状態を「安心」と考えています。
そこで、今回のポイント
「私が求める『安心』の条件」
①「自然災害から身を守れる」
②「犯罪やトラブルから身を守れる」
③「『食』が確保できる」
④「入浴施設や温泉がある(または、近くにある)」
⑤「登録年月が若い」
それでは、これらについて、順にお伝えいたします。
①自然災害から身を守れる
ここでの一つ目のポイントは、『海抜』です。
地震国である日本に安全な場所などはもしかしたら無いのかもしれません。それでも、少しでも「安心」を求めたいと考えると『海抜』というのが道の駅選びの大きなポイントになってきます。その土地に住んでいらっしゃる方々には申し訳ない部分でもあるのですが。地元の方々は、その土地の特徴や避難先への最短ルートなどを熟知していらっしゃるのでしょうが、旅で訪れる私が頼れるのは地図などの情報だけしかありません。
私は、「国土地理院」のホーページを「お気に入り」に入れています。旅先で確認することもありますが、主に利用しているのは旅の計画を立てている段階です。等高線が表示されるので土地の高低が分かりやすい上に、調べたい地点を画面中央の「+」のマークに合わせると下部に「○○m」と表示されるのです。これに基づいて、安心できるかを判定しています。
もしも先へ進んだ時に、安心して車中泊できそうな場所がないようならば、前日の道の駅にもう一度戻るルートで計画することもあります。また、ふさわしい車中泊地が見つからない場合に、その道の駅の近くに高台やら避難できそうな場所を見付けておいたり、そこまでの経路を確認しておいたりしています。こうすることでも対応できると思います。
車中泊地を選ぶ際に最初に行う、私の「安心」確保のステップです。

二つ目は、『強風が防げる』です。
日本は、台風も多い国です。私は、旅に出てからは、台風の進路予報を参考にして暴風域を避けるように行程を修正して対応してきました。その際、最初にするのが、台風の進行方向の左側にある道の駅を探すことです。ご存じの通り、台風は、進行方向の右側で風が強くなる傾向があります。左側は幾分でも風が弱くなることが期待できます。
これに加えて、道の駅が『風を防げる構造になっているか』もポイントにしています。道の駅の建物の風下側に駐車場があれば、建物に風をさえぎってもらえます。もしも、風上側に駐車場があるならば、『山に囲まれていて風が防げる』道の駅を探すようにしています。
それでも、うまく避難できる場所が見つからなかったり、移動に時間が掛かったりしそうな時には、頑丈なホテルに泊まることにしています。同じホテルの同じ部屋に連泊して台風が過ぎるのを待ったこともありました。臨機応変な対応が大切だと思っています。
考え方や対応の仕方によって、「安心」は得られのではないでしょうか。

②犯罪やトラブルから身を守れる
一つ目は、『犯罪から身を守る』ということです。
最近のナビは、「近くに道の駅があります」「30km規制区域に入りました」といった運転に有用な情報に加え、「盗難多発地点です」のような、少々物騒な情報も教えてくれます。車中泊の予定に入れていた道の駅の近くで、こうした物騒な情報が入れば、その道の駅は候補から外します。事前に、ネットのクチコミやランキングなどを参考にして、こうした不安のない道の駅を選びたいものです。犯罪に巻き込まれたくはないですものね。
そういう私も、以前、盗難にあいそうになった経験があります。場所は伏せておきますが、まだ、暑さが残る季節のことです。夕飯も食べ終わって横になっていました。私はうとうとしていたのですが、パートナーに名前を呼ばれて目を覚ましました。すると、窓から覗いていた男性がドアを開けようとしたから怖くなって名前を呼んだ、というのです。パートナーの声に驚いて男は逃げたそうで、車の外を見ると、まさに、男性が走っていく後ろ姿が見えました。何も取られはしなかったのですが、パートナーにはとても怖い思いをさせてしまいました。この一件があって以来、「犯罪」に巻き込まれないことが、道の駅選びの重要なポイントになりました。
マイナス思考にも見えますが、危険を回避することが「安心」につながると考えています。

二つ目は、『トラブルから身を守る』ということです。
直接のトラブルにあったことはありませんが、私が車を停めていた駐車場内を我が物顔にバイクが走り回っていたこともありました、また、別の時には、若者同士がけんかを始めるなんてこともありました。
不要なトラブルには巻き込まれたくはありませんものね。車中泊で楽しい思い出をたくさん作りたいという私たちの願いとは、全く無関係なことであり相反することです。邪魔をされては困ります。
こうした情報も、ネットには出ていたりしますので、参考にしたいですね。
しかし、ネットで知り得た情報が全て正しいとも言い難いですし、情報自体が古くて現状に合っていないことも考えられます。では、何に頼れば良いのでしょうか。
「他力本願」と言われてしまうのを恐れずに申し上げますと、私が頼っているのは、次の三つです。
一つ目は、周辺の環境から「安心」が得られることです。平たく言えば、公共の施設、それも、夜間でも職員が常駐しているような施設が近くにあることです。筆頭は、やはり、警察署や駐在所でしょうか。さらに、消防署なども考えられます。
また、車中泊地が住宅地に隣接しているとか、店の人も居住している商店などに隣接していることです。
これらは、ネットの地図でも情報を得られますし、実際に行った時に周囲を見回すだけでも十分把握することができます。何かの時に直接助けを求めることができるという点で「安心」につながると考えています。
二つ目は、車中泊地の施設や駐車場自体の手入れが行き届いていることです。駐車場にゴミが落ちたままになっていたり、トイレに落書きがあったり破損した跡がそのままになっていたりしたら、要注意です。
三つ目は、スマホや携帯をいつも手元に置くことです。私は、車中泊地で、夜間トイレに行く時には忘れずにスマホを持って行くようにしています。何かあった時には大声を出せば済むのかもしれませんが、駐車場にどれだけの人がいるかはその場所によってまちまちです。私は、一度、道の駅の駐車場でたった一台で車中泊をしたことがありましたが、やはり、いろいろな不安がよぎりました。スマホはいつでも手の届くところに置くくらいしか手段はありませんでしたが、心強い味方ではありました。
危険をある程度想定し、出来得る対策や準備をすることは、「安全」の確保につながり、ひいては、「安心」につながります。私だけの一人旅なら、多分、ここまで考えたりはしないでしょう。しかし、パートナーとの二人旅です。できることはやっておきたいと考えています。
③『食』が確保できる
ここでお伝えする道の駅選びポイントは、上の二つとはうってかわって、もっともっと「ゆる〜い」ものです。一言で言えば、「美味しい物が食べられる」とか「食材が購入できる」という程度の話です。
道の駅にレストランや食堂が併設されていて、夕食が食べられるなら、優先順位は上がります。時には、その店のメニューがネットに上がっていることもありますので、たまには、チェックして楽しむこともあります。行ってみたら、アルコールも飲めた、なんてことになれば、もう言うことなしです。
道の駅にレストランや食堂がなくても、近くにあれば十分だと思います。その上、ご当地ならではの「おいしいもの」があったらうれしいですね。
スーパーやコンビニで買って済ませることもありですね。食べたい物を買い込んで車で食べることができます。よほどの山の中の道の駅でなければ、買い出しで対応できることがほとんどです。近頃は、道の駅に着いてからネットで検索して周辺を探すことも増えてきました。これはこれで気楽でよいと思うようになってきました。
腹が減っては何とやら、です。旅に出ると、思いのほか歩数も多くなりますし、体力も使います。旅を楽しむには、エネルギー補給の『食』が大切ですね。そして、旅の楽しみでもあります。ご当地の美味しいものを食べて満腹になれば、気持ちも和らぎます。『食』は、旅を支えてくれます。

④入浴施設や温泉がある(または、近くにある)
「食」に次いで楽しみな「風呂」。温泉でなくても、大きな湯船でゆったり寛げるなら一般の入浴施設でもOK。道の駅に併設されているにしても、近くにある場合にしても、一日の終わりのひと風呂は幸せな時間です。温泉地にある道の駅に温泉が併設されているなら、いながらにして「源泉掛け流し」の贅沢を味わうこともできます。併設されていないとしても、町の中にある道の駅なら、銭湯やスパなどの入浴施設が近くにいくつか見つけられるものです。
道の駅に入浴施設か温泉が併設されている、その上、食堂や飲食スペースが中にあって夕食がとれる、おまけにアルコールも飲める、こんな道の駅は理想ですね。
風呂に入らなくても命に別状はありませんが、旅をより楽しむためには、あるとうれしい施設です。日常の生活に近いことがより「安心」につながるように思います。


⑤登録年月が若い
贅沢ついでに、道の駅の施設自体の新しさ、綺麗さについてです。あくまでも贅沢ついでに、です。
私は、施設の新しさ、綺麗さを示す基準として、「登録年月」を利用しています。「登録年月が新しい」ことが、「施設が新しい、綺麗」とほぼイコールだと考えるようにしています。余程のことがない限り、ほとんどの施設で該当すると思っています。
以前、ある地方へ旅に出た時に、「○○温泉」という名前の道の駅があったので、楽しみにして向かったことがありました。ところが、着いてみてがっかり。立派な温泉施設があるのですが、ただ、トイレが…。いつの時代のトイレなんだ、と思わず(心の中で静かに)叫んでしまったこともありました。やはり、ここは「登録年月」が一昔以上前の施設でした。
このことがあってから、トイレの新しさ、綺麗さもポイントに入れ、「登録年月」をその選択基準に加えるようになりました。
そこで、頼りにしたのが、国土交通省の道の駅一覧。国土交通省のホームページから、道の駅一覧(エクセルファイルの方)をダウンロードして、道の駅選びの資料にしようと考えました。このファイルには、「都道府県名」「駅名」「登録回」「登録年月」「所在地」「ホームページアドレス」が一覧になっています。私は、このうちの「登録年月」を主に利用しています。検索しやすいように、都道府県名の左の列に、都道府県名をひらがなにした列を挿入しました。最初に都道府県で絞り込んだ上で、私なりの基準である登録年月以降の道の駅を探しています。
幸いにも、こうするようにしてから、実際に行ってみて裏切られることがなくなりました。
ちなみに、『国土交通省ホームページ>政策・法令・予算>(2)政策情報・分野別一覧>道路>道の駅>「道の駅」一覧』と辿ると、ファイルがダウンロードできる画面になります。
ただ、登録年月が古い道の駅では、改装をしたばかりで、かえって綺麗になっていることがあります。まあ、この場合は、ラッキーということですね。ネットであらかじめ調べておくのも良さそうですね。
しかし、登録年月が、例えば10年以内のような若い施設ならば、こうしたネットの情報をあまり気にする必要は無く、ほとんど、ウオシュレットが付いていますし、トイレ全体も綺麗で、気持ちよく使うことができます。
トイレをはじめとした施設の新しさや綺麗さは、快適さに通じます。車中泊で「お邪魔」している立場ですので偉そうなことは言えませんが、不快な思いをしないことも「安心」につながります。
そうは言っても、「快適さ」を追い求めて無駄に車を走らせるのもどうかと思います。無理な行程になるのであれば、車中泊の旅の大切な部分である「ゆっくり」「のんびり」をないがしろにするようなものだと思います。こうしたこととのバランスを取りながら、時には譲歩して車中泊地を選ぶのが良いと思います。
以上、「安心」をテーマにして、私なりの道の駅選びのポイントを紹介してきました。
①②は、重たい内容なので、ご覧になった方の中には、そんなに怖がらなくてもいいのでは? と思われる方もきっといらっしゃることでしょう。もともと車中泊の旅はもっと気軽に楽しむべきものだというのもよく分かります。何をポイントにするかは、それぞれの方の経験や考え方などによりますね。
どうぞ、優先順位を入れ替えたり、新しいポイントを組み入れたりして、ご自分ならではのポイント作りに生かしていただければと思っています。
また、車中泊の旅に出てから困ることがないように、必要な物品はあらかじめ用意しておきたいものです。これも「安心」につながります。「【車中泊】物品チェックリスト」として、まとめて紹介してあります。ご参考までに。
さて、車中泊に出発するまでにしておきたい物品準備や車中泊地選びのポイントについてお伝えしてきましたので、次回は、いよいよ具体的な車中泊の旅についてお伝えしていこうと思います。
次回からは「車中泊でお遍路」と題して、全5回でお伝えしていきます。まず、第1回は、【車中泊】「車中泊でお遍路① 〜「期間と巡り方」「服装」「物品」、まずは、ここから〜 」として、車中泊お遍路に出掛ける前の準備についてお伝えしようと思います。
今回もお越しいただきありがとうございました。
はーい、ということで、 旅々どーも(^_^)/ でした。
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