【車中泊で北海道23日間⑩】
☆道の駅パパスランドさっつるで車中泊☆
〜旅々どーも(^_^)/ のよ・た・ば・な・し〜

車中泊 北海道

 どうも~! 旅々どーも(^_^)/ でーす。

 「パパが新しい車を欲しがっているんです〜」と、BSのゴルフ番組に出ていた間違いなく成人しているだろう女性ゴルファー。「パパ」って、もしかして養ってもらっている…? いやいやそんなことはないだろう、と自らツッコミ。最初から「父」と言ってくれれば、こんな妄想はせずに済んだものを。でも、本当に「パパ」…? どっちの? いやいや…、う~ん。


 さて、前回は、道の駅「厚岸グルメパーク」を出発して、途中、湯沸岬灯台に寄り道し、その後、念願の日本最東端の地、納沙布岬に到達することができました。戻りには根室市街で食事と洗濯。そして、道の駅「スワン44ねむろ」での車中泊までの様子をお伝えしました。

そこで、今回のポイント
道の駅「スワン44ねむろ」羅臼「シャチクルーズ」オシンコシンの滝天に続く道道の駅「パパスランドさっつる」
※地図の中の「」の部分です。
※なお、コロナ禍による自粛のため、2019年6月現在の内容を元に紹介していきます。


【第10日】
 道の駅「スワン44ねむろ」で迎えた朝。まだ、日の出前の薄暗い中、風蓮湖を眺めようと建物の裏側に回ってみました。湖面近くまで垂れ込めた雲の下側が線上に明るくなっています。そのわずかな隙間に遠くの島(山?)が望めました。

早朝の風蓮湖。光の帯が幻想的でした。

 この日は一日天気が良さそうなので、楽しみにしていたシャチクルーズに行くことにしました。少々距離はありますが、翌日が土曜日ということもあって、人が混まないこの日に行ってしまおうということにしたのです。朝の7時前には道の駅を出発してしまいました
 ここから羅臼までは120kmくらいの距離があります。急ぐ旅ではないとはいえ、クルーズ船に乗るには早めが良いと考えていましたので、途中、尾岱沼にも立ち寄らず、一気に羅臼を目指しました。
 羅臼に着いたのが午前10時頃。道の駅「知床・らうす」に車を停め、まずはネットで調べておいた観光船受付へ。ところが、受付の方に最初に言われたのが「予約はされていますか?」の一言。平日だから空いているというのが甘い考えであることをここに来て初めてしりました。今日の空きはないとのことでした。仕方が無いので、近くにある観光船受付を尋ねると、「ゴジラ岩観光」を紹介されました。何とも凄い名前です。ゴジラやモスラやキングギドラに熱中した世代ですので親しみはありましたが、ネーミングのインパクトに少々戸惑いながら行ってみました。受付に行ってみると、たしか11時半だったかの枠が空いているというので、即申し込みました。良かったです。これで一安心。あとは、乗船までの時間に早めのお昼を食べてしまえば良いわけです。そこで、道の駅の2階にある食堂へ行ってみました。時間が時間なので、私たちの他に客はいませんでした。海が見える窓際のカウンター席に陣取り、注文したのが昆布ラーメンとうどん。どちらも若干塩味が強めで昆布の濃厚な出汁が記憶に残りました。食後は、下の階の土産物屋を覗いたりして過ごしました。
 早めではありましたが指定された場所へ行ってみると、係の人以外は誰もまだ来ていません。自分はどうもせっかちな性格だったみたいです。少しずつ乗船客が私たちの後ろに並び始め、出航の時刻も近づいてきました。もうすぐ乗船です。こういう時って、まるで子どもみたいにわくわくした気持ちになるものですね。
 乗船した順にライフジャケットを受け取り、階段を上って椅子に腰掛けました。すると、係の人がベンチコートを配り始めました。確かに空気がひんやりしていますのでありがたいサービスです。そもそもシャチがよく見えるだろうと上の階に座ったのですが、出航後、港を出てから船がスピードを上げると、我慢できないほど寒くなりました。天気は申し分なしでしたが、海上で受ける風は想像以上に冷たく感じます。皆さんが乗船される時には、乗船前にあらかじめ防寒具に身を包んだ上で、席を決めるのが良いと思います。上にも書いておきましたが、この日は6月。北海道はまだまだ寒いです。
 クルーが無線で他の船と情報のやり取りをしています。こうして、お互いの情報を交流し合うことで、確実にシャチが見られるようにしているようです。そんなやり取りの中で、大きな群れがいるとの内容が聞こえてきます。ひたすら寒さに耐えるだけでしたので、少しほっとした気分になりました。船はそのポイントへ向かうのでしょう、速度を上げました。間もなく、前方に5隻を超える同じような観光船が集まっているのが見えました。そこにシャチの群れがいるようです。もう目の前です。船は速度を落とし、ゆっくりと近づいていきます。船に囲まれた辺りに黒く動く物が見え始めます。シャチです。群れの脇へ船が寄っていくと、船の後ろや真横にたくさんのシャチが泳いでいます。中には、船の下を潜るシャチもいます。想像していた以上に多くの頭数といろいろな方向にシャチがいて、まるで囲まれているようでした。もう夢中になってシャッターを切り続け、後で確認したら写真の枚数が3桁になっていたことに驚きました。船の脇を並んで泳ぐイルカの群れを見たことはありましたが、群れの中に入り込んだかのような経験は初めてでした。思い描いていた光景の数倍の迫力に酔いしれました。ちなみに船には酔いませんでした。

日射しは暖かそうですが、震えるほど寒かったです。
間近に見るシャチに大感動でした。
船長さんのアナウンスによると、NHKの取材クルーだそうで、一番前がコカドさんとのことでした。
知床岬の先の方まで望めます。

 下船したのが2時前。お昼も済ませてありますので、早速先へ進むことにしました。この日の車中泊は札弦を予定していましたので、知床峠を越え、知床半島のオホーツク岸を通って行くことにしました。途中、オシンコシンの滝天に続く道の起点に立ち寄りながら、道の駅へ行きました。今回は行きませんでしたが、次の機会には知床五湖の遊歩道を散策してみたいと思います。

オシンコシンの滝。道路沿いの駐車場から歩いてすぐです。左右に広く流れ落ちる滝は迫力がありました。
定番の天に続く道を起点から眺めました。その名の通り、空に向かって道が延びていくように見えました。

 道の駅「パパスランドさっつる」に着いたのがもう4時を過ぎていましたので、すぐに道の駅のトイレをチェックし施設内へ。トイレは施設内ではなく、駐車場脇の屋外に独立してありました。施設内には温泉とレストランが入っていますので、もう、買い出しなどへ出る必要もなさそうでした。ということで、車を停める場所を決め、風呂道具を持ってお風呂へ。風呂上がりにはもちろんレストランでビールを飲んで夕食です。これぞ、車中泊の醍醐味。私たちの他に何組か、車中泊と思われる夫婦が食事をしていました。そうですね、温泉もレストランも入っている道の駅ですから人気ですよね。
 結構な距離を走った一日は、まぶたの裏を泳ぐシャチを眺めながら静かに暮れていくのでした。

《車中泊地・宿泊地》
道の駅「パパスランドさっつる」
*登録:平成19年(国土交通省ホームページより)
*トイレ:駐車場脇に独立してありました。ウオシュレットではありませんでした。
*温泉・入浴施設:道の駅の施設内に温泉がありました
*食事:これも道の駅の施設内にありました。アルコールもあったので呑み助の私には有り難かったです。
*おすすめ度【○△】:裏摩周展望台や神の子池、そして、さくらの滝に近い道の駅です。屈斜路湖の砂湯の土産物屋の主人の強い勧めがあったのが神の子池と裏摩周展望台でしたので、この道の駅で車中泊をしたいと考えていました。道の駅の施設側から離れたトイレ近くに車中泊の車が10数台停まっていたでしょうか。人気のある道の駅なのですね。

《観光》
羅臼・シャチクルーズ:もう手が届きそうな程近いところでシャチを見ることができました。親子の群れや流れてきた草で遊ぶシャチなど、緩く穏やかなシャチの姿が楽しめますよ。私たちは、忘れることのできない名前の「ゴジラ岩観光」のクルーズに申し込みました。平日でも、事前に予約しておくことをお勧めします。そして、6月の晴天の日といえどもあれほどの寒さでしたから、時期や気温、天気に応じた準備をしておかれると良いと思います。
オシンコシンの滝:岩肌一杯に広がって流れる滝。左右が半分ずつ流れ方が違っているのも面白かったです。
天に続く道:メジャーな観光スポットですね。テレビでもよくやっています。それでも、起点に立ってみると、やはり百聞は…です。感動が湧いてきます。
《走行距離》
*約210km

 休日を避けるために少々無理のある行程でしたが、待望のシャチクルーズを満喫することができたので十分満足しました。その上、天に続く道の起点にも行けましたので納得の一日となりました。


 では、次回は、道の駅「パパスランドさっつる」を出発地として、裏摩周展望台、神の子池、さくらの滝に立ち寄り、網走監獄へ。さらに、展望台からサロマ湖を眺めて道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」での車中泊までの様子をお伝えする予定です。どうぞ、お楽しみに。

 今回もお越しいただきありがとうございました。
 はーい、ということで、 旅々どーも(^_^)/ でした。

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