【車中泊で北海道23日間⑪】
☆道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯で車中泊☆
〜旅々どーも(^_^)/ のよ・た・ば・な・し〜

車中泊 北海道

 どうも~! 旅々どーも(^_^)/ でーす。

 トイレットペーパー。シングルかダブルか。シングルだと、薄過ぎて心配で多めに切り取ってしまいます。ダブルだと、短過ぎるような気がしてつい長めに切り取ってしまいます。一体、どちらが経済的なのでしょうか。悩みは尽きません。


 さて、前回は、道の駅「スワン44ねむろ」を出発し、羅臼では念願だったシャチクルーズを楽しみ、知床峠を越えてオシンコシンの滝と天に続く道の起点に立ち寄り、道の駅「パパスランドさっつる」での車中泊までの様子をお伝えしました。

そこで、今回のポイント
道の駅「パパスランドさっつる」裏摩周展望台・神の子池・さくらの滝網走監獄サロマ湖展望台道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」
※地図の中のの部分です。
※なお、コロナ禍による自粛のため、2019年6月現在の内容を元に紹介していきます。

【第11日】
 この日は、裏摩周方面に南下して何か所か立ち寄った後で、オホーツク海側へ北上して網走監獄とサロマ湖観光を行います。前にも書きましたが、裏摩周方面は、砂湯の土産物店主の強い勧めがあったからです。また、網走監獄は、映画などで取り上げられていたので、是非一度行ってみたいと思っていた場所でした。
 道の駅「パパスランドさっつる」を出発し、まずは、裏摩周展望台を目指します。道の駅から30km弱あります。時間も時間ですし、進行方向もそうですので、摩周湖斜里線はほぼ前後には車が走っていない中を上っていきました。途中、右折してしばらく行った行き止まりの所が駐車場になっていて、トイレもありました。私たちの他には誰もいませんでしたので、念のためにラジオを持って音を出しながら展望台に行くことにしました。駐車場から緩やかな上りを50m程歩いた所に展望台がありました。先日、第三展望台から眺めた景色の一番奥に当たる場所です。早朝の静けさとひんやりした空気、遠くから聞こえてくる鳥の声、そして、静かな青い湖面。大自然の中に包み込まれたようなこの感覚はとても写真では伝え切れません。今回こうしてみて、もしも、複数の展望台から眺める機会がありましたら、違った時間帯にご覧になるのが良いと思います。

裏摩周展望台からの眺めです。しっとりとした摩周湖を独り占めです。

 次も店主お勧め、神の子池とさくらの滝。神の子池は、上から入っていく道は無く、一度先まで下ってから再び上らなければなりませんでした。札弦側から入るなら無駄がありませんよ。神の子池は、駐車場の一番奥から歩いてすぐの所にあります。周囲を巡れるように通路ができていました。神の子池は、林の中にまるで隠れるかのようにしてありました。木々や草花の緑とは対照的な青い水。神秘的、という言葉がピッタリの光景でした。決して大きいとは言えませんが、それがかえって魅力を増していると思います。お勧めスポットであることを納得させられました。

水は青く澄み、神秘的な雰囲気の神の子池。

  ここを出て、更に下っていく途中で今度は右にしばらく入っていくとさくらの滝がありました。駐車場から川の方へ少し下ります。ここには、すでに何人か来ていました。三脚を立ててカメラを滝に向けています。滝と言っても、少し高い段差のような滝で、サクラマスが遡上する際に、ここをジャンプして上流へ行くのだそうです。それを撮影しようとしていたのでした。私も早速三脚を立ててカメラをセットして狙ってみることにしました。構図を決めて何度かシャッターを切りましたが、タイミング合わせが難しいのです。それでも、10分くらい粘ったでしょうか、下のような一枚を撮ることができました。ここも寄り道の一つくらいに考えていましたので、もう十分満足ということにしてさくらの滝を後にしました。

さくらの滝を遡上するサクラマス。粘ってようやく撮れた一枚です。

 次に目指すのが網走。映画「網走番外地」とか網走刑務所のように、少々怖いイメージを持っていたのですが、反対に興味もありました。「網走監獄」として情報誌でも大きく取り上げられていましたので、向かってみることにしました。駐車場に車を停め、橋を渡ったところに入口がありました。その脇に窓口があって入場料を払います。さらに進むと、レンガ造りの大きな正門がありました。ここには、守衛さんの人形が立っています。きっと、皆、ここで写真を撮るのでしょう。もちろん私たちも撮りました。

網走刑務所の正門前にて。とてもよくできていて、最初は本物の人間だと信じ切っていました。

 ここを抜けたところに売店が入っている展示館があります。ここが、施設内のガイドさんの出発場所になっていますので時間まで売店を覗きながら時間を待ちました。最初に展示物の説明を聞き、いよいよ、監獄へ向かいます。少しドキドキしてきました。行くと、看守室から五つの方向に牢屋が並ぶ廊下が延びています。一目で全体が見られる仕組みになっているとのことでした。実際にこの廊下を歩きながら説明があり、天井近くにくっついている昔脱走した囚人の人形の説明を聞いたり、牢屋の中に入ったりすることができました。また、別の棟には、たくさんの資料や映像による説明もあって、見所満載です。古い施設を上手に残して使っていますし、展示も良く工夫されていて分かりやすかったです。中でも、大浴場が印象的でした。囚人のマネキンが横一列になり、決められた時間で合図に従って順にお風呂に入る様子が生々しくて再現されていました。本物の人間が中に一人、二人隠れていて、急に振り返って驚かせるのかな、と思うほどのリアルさでした。敷地内を歩いて、つい最近まで使われていたという施設を見ることもできます。さらに、食堂には、監獄食を再現したメニューがあるというので、これは食べないわけにはいかなくなりました。食堂内はとても今風に綺麗にされていますので安心です。「監獄食B(ホッケ)」900円を注文。麦飯、ホッケに煮物、味噌汁など。あれ、こんなに美味しくて、品数もあるの? と思いましたが、過酷な労役と厳しい自然に耐えるには、食事をこのくらいのものにしなければいけなかったのかもしれません。監獄食も食べ、網走監獄を振り返ってみると情報誌が取り上げている意味を実感します。一見の価値、大ありです。

牢屋にも入れます。が、できればこういう所には入りたくはありませんね。
網走刑務所に関する説明ビデオはとても分かりやすかったです。ちなみに実写ではありません。
「監獄食B」のホッケ定食です。我が家の普段のお昼よりずっと豪華です。
頼むから振り向かないでね、と思ってしまうリアルさ。
あまり嬉しくはありませんが、とりあえずお仲間に。

 網走監獄を出て、途中、サロマ湖展望台からサロマ湖を眺め、車中泊地の道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」に向かいました。

展望台からの眺め。サロマ湖の向こう岸とオホーツク海まで見渡せます。

 道の駅に着いたのが午後4時頃。グラウンドや芝生スペースが隣接していて開放感のあるところでした。早速、トイレをチェック。トイレは、屋外に独立していました。次に施設へ。大きな施設で、温泉があり、宿泊もできるようでした。土曜日の夕方のためか、駐車場には車が一杯、ロビーにもたくさんの人がいます。それにしても随分と人気のある道の駅なんだなと思っていたら、サロマ湖で行われるマラソン大会に出場する人たちのお風呂入りで賑わっていたようでした。少し時間をずらしてお風呂に入ることにして、近くのスーパーへ買い出しに出掛けました歩いてもすぐのところにスーパーがありますので有り難いです。車に戻り、頃合いを見てお風呂に向かってみましたが、残念ながらまだまだたくさんの人で混んでいました。混んでいてもいいや、ということで私たちも温泉へ。洗い場も一杯でしたが、体を洗い、お湯にも浸かれたのでひとまず満足。
 あとは、車で夕食です。広々とした道の駅でゆっくり休ませていただきました。 

《車中泊地・宿泊地》
道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」
*登録:平成5年(国土交通省ホームページより)
*トイレ:屋外に独立していて綺麗でした。割と混んでもいましたので、私たちは、道の反対側にあるバスターミナルのトイレを使わせてもらいました。こちらのトイレは、便器の数は少ないですがウオシュレットでした。
*温泉・入浴施設:チューリップ温泉は宿泊も可能な大きな施設でした。登録年は若くはありませんが、古さは全く感じられませんでした
*食事:チューリップ温泉内にレストランがありましたので、こちらで夕食を食べられます。私たちは、歩いて2分のくらいところにあるスーパーへ行って食材を購入してきました。
*おすすめ度【○△】:周囲には民家や公共施設があります。そういう意味での安心感があります。芝生のグラウンドや公園もあって広々とした気持ちのよい道の駅です。温泉もあり、レストランもありですので、車中泊にはうれしい施設です。マラソン大会のために混み合っていましたが、普段の土曜日ならばもう少しゆったりとお風呂に入れると思います。

《観光》
裏摩周展望台:摩周湖斜里線から外れて展望台までの道路には、朝早くから動き始めたキタキツネが迎えてくれました。第一、第三展望台とは反対に、逆光の摩周湖を眺めることができます。天気が良ければ、太陽が湖面にギラギラと反射するドラマチックな写真も撮れそうでした。
神の子池:森の中の青く澄んだ水。それ自体がとても綺麗ですし、周囲の状況からより一層神秘的な印象を受けます。駐車場からとても近いので、ここでの所要時間はほぼ池を見ている時間と同じくらいだと思います。
さくらの滝:滝を遡上するサクラマスが見られます。写真を撮るのも楽しいです。駐車場から林の中を1分も歩けば見られますよ。
網走監獄:きちんと整備され、かつ、見学者の見たいこと、知りたいことにしっかりと応えてくれる施設です。味覚も動員して楽しむなら「監獄食」を是非お召し上がりください。お勧めの観光スポットだと思います
サロマ湖展望台:サロマ湖を眼下に一望することができます。その上、オホーツク海との境目である砂州も同時に眺めることができます。
《走行距離》
*約200km

 裏摩周展望台も神の子池もさくらの滝も、それほど長い時間いたわけではありませんでしたが、今でもその景色を思い出すことができます。それぞれに印象的でした。また、網走監獄の素晴らしい施設も忘れられません。オホーツク海とサロマ湖の境の砂州まで見渡せたサロマ湖の景色が、他の観光客との駐車場での世間話と一緒に思い出されます。結構な距離を走って、身も心も充実感たっぷりな一日となりました。


 では、次回は、道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」を出発し、たまにはホテルに泊まろうかと予約しておいた北見へ行くために南下。しかし、途中でロコソラーレの本拠地のカーリング場に寄るのを忘れていたことに気付き、もうすぐ北見という場所まで行って、再び北上。カーリング場内を見学させていただき、再び南下して北見へ。ドタバタ喜劇のような一日をお伝えする予定です。どうぞ、お楽しみに。

 今回もお越しいただきありがとうございました。
 はーい、ということで、 旅々どーも(^_^)/ でした。

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