【車中泊で九州26日間③(^_^)】
道の駅「高千穂」で車中泊
〜旅々どーも(^_^)/ のよ・た・ば・な・し〜

車中泊

 どうも~! 旅々どーも(^_^)/ でーす。

 お風呂場の歯磨きチューブ。キャップの内側が黴びてきます。パチンと密閉できるタイプならカビの心配はありませんがちょっとお高めです。安いのがそうなってくれたら、お湯に浸かりながら歯を磨く時間がもっとハッピーになるのですが。


 さて、前回は、道の駅「童話の里くす」から北上して耶馬溪を抜け、一目八景と青の洞門に立ち寄りました。宇佐神宮では無事、夫婦石を見付けて参拝を済ませ、国東半島の頂上を目指すもののうっかり下りに入ってしまいました。戻るのを諦めてそのまま別府へ向かい、峠を越えて道の駅「ゆふいん」での車中泊までの様子をお伝えしました。

そこで、今回のポイント
道の駅「ゆふいん」地獄巡り臼杵石仏道の駅「ながゆ温泉」道の駅「高千穂」
※地図中の部分です。
※2019年9〜10月の旅の情報を元に紹介していきます。

【第3日】

 この日も爽やかな朝を迎えることができました。他の車中泊の車はまだ静かにして動き出していませんでしたが、私たちは、いつものように早めの出発です。
 平日の朝早いこともあってか、前日、大渋滞していた別府に通じる道もほとんど車が通っていません。私たちが向かう、別府方面も同様でした。時折スピードを上げて後方に迫る車を広めのスペースでパスしながら上りました。大きなカーブの所には、広い駐車場がある「狭霧台」という展望エリアがあったので、ここで、湯布院の町を眺めることに。由布岳を背にして眼下に眺める湯布院の町。早朝ならではの日射しと静けさ。これは、と思って、ポットでお湯を沸かしてコーヒーを淹れることに。せっかくなので贅沢気分を盛り上げました。こういう時は、サブバッテリーの有り難みを特に感じます。

まだ明けて間もない「狭霧台」。

 再び上りに戻って峠越えです。目指すは、地獄巡り。小さい頃は、血の池地獄と聞いて、本当の血と信じていました。どうして大人はそんな怖い場所に行きたがるのか訳が分からなかったものです。それが、年を取るにつれ、そうした純朴さはすっかり消え去り、早く見てみたい、に変わってしまいました。きっと、そんな私たちを見て、当時の私のように思っている子どもも中にはいるのでしょうね。

 地獄巡りは別府の鉄輪という緩やかな斜面の地区に集まっていました。そこで、一番上にある「海地獄」から順に下りながら巡ってみることにしました。海地獄に到着したのが7時前。当然まだ開いてはいません。開園は8時ですので、たっぷり時間があります。
 そこで、「湯けむり展望台」へ。住宅街を縫うように上っていったところにありました。ここからは、温泉が集まる鉄輪地区が一望でき、あちこちで立ち上る湯煙を眺めることができました。

「湯けむり展望台」からの眺め。寒い時季であれば、相当の迫力だと思います。

 海地獄に戻ってみましたが、まだ少し時間があるのでしばらく散策。大きな道路が脇を走っていて、月曜日朝の通勤の車が徐々に増えてきました。開園に合わせて窓口へ。この時間には、ガラガラだった駐車場にも程よく車が入っていました。
 園内に入って、売店を抜けるとお目当ての海地獄があります。池は見えなくても湯気がもうもうと立ち上っていますので、先に、その迫力を感じます。池に近づくと白濁した水色の池が見えてきます。ここは、地獄というより、優しさが感じられました。

湯気をもうもうと上げる海地獄にて。
白池地獄にて。ここのすぐ上に駐車場がありました。

 ここから、坊主地獄白池地獄へと下り、車を取りに戻って血の池地獄へ向かいました。血の池地獄は、この白池地獄から北の方へ3km弱ほどありますので、歩くのはやめました。
 血の池地獄は、私でさえもよく知る名前でしたので、観光客もたくさんいました。ここを出る頃には観光バスも何台か入っていました。まだ早い時間帯だったので、混み合うということはありませんでした。
 園内へ抜けるにはやはり売店を通らなければなりません。観光地に特有の動線ですね。売店を出ると目の前に、赤と言うより若干白とオレンジ加わったような池が見えてきます。血の池と名前付けられたのがうなずけます。怖いというより、綺麗や不思議といった感覚です。周囲を巡りながら写真を撮っていると、売店の前に鬼、といっても着ぐるみの鬼が二人?二匹?、係の人と一緒に立っているのが見えました。どうも、じゃんけん大会をして、勝った客にタオルをプレゼントしてくれるようです。恥ずかしいのをこらえて私たちも挑戦。あえなく私は敗れてしまいましたが、パートナーが勝利してタオルをゲット。他愛も無いことですが、これもよい思い出です。

突然、可愛い鬼の登場です。
恥ずかしがりながらも見事勝利したパートナー。徳島の阿波おどり会館でもここでも、私は何もゲットできませんでした。
血の池地獄とはよく言ったものです。これなら納得です。

 血の池地獄を見てしまえば、もう大満足。地獄巡り完了としました。車中泊を予定していた道の駅「ながゆ温泉」とは方向が違いますが、「臼杵石仏」を見学してみることにしました。
 血の池地獄から臼杵石仏までは50kmほど。途中、山合の道を走りますので、随分奥にあるのだと思っていましたが、石仏はわりと開けた場所にありました。駐車場に車を停め、建物の左端にある入場券売り場で入場券を購入しました。あとは、案内表示に従ってしばらく歩きます。用水沿いの道を歩きますが、券を買わなくても、どこからでもここに来ることができそうでした。と思って少し進むと、用水を渡る橋の向こうに、入場券の半券を手渡すための小屋がありました。ただで入る人がいたら、正直者が馬鹿を見ますものね。これで納得。ここからが石仏群を巡るルートです。いただいたリーフレットを見ながら番号順に進むと、いわれのある磨崖仏が点在していました。中でも、柱や屋根できちんと覆われた磨崖仏群の大きさと素晴らしさには圧倒されました。ここは、順路に適度なアップダウンがあるので大変な面もありますが、辿る楽しさもあります。陽気が良い時にいらっしゃるのが良いと思います。

磨崖仏と聞いて想像していた以上の規模でした。
一体一体丁寧に彫られた仏像が並んでいます。

 ここからは、車中泊を予定していた道の駅「ながゆ温泉」を目指します。マップでは、道の駅に温泉マークが付いていましたので間違いないと踏んで向かいました。40kmくらいの道中でしたが、何本もの道に移らなければならず、走った感はありました。
 到着してみると、土産物屋もあって温泉地の雰囲気があります。メインの施設だと思って車を停めたのが実は観光案内所だったので、夜間、ここのトイレは閉まってしまいます。ここを道の駅の施設だとばかり思っていましたので、こんなことはあり得ないと思いながらも諦めるほかありません。せっかくなので、「御前湯」という温泉に浸かろうと、観光案内所から御前湯に歩いて行く途中、左手に大きな駐車場があってトイレもあったのを見たのですが、まさか、ここが道の駅の駐車場だとは思ってもみませんでした。この辺りの旅館の駐車場だ、くらいに思って通り過ぎてしまいました。ですから、ここならトイレも夜中に使えたわけです。このことに気付いたのは旅の後。旅行記をまとめていた時に、グーグルマップで道の駅を再度確認した時のことでした。今思えば、温泉はもちろん、食堂やコンビニもあるので、車中泊にはもってこいだったと後悔しています
 当時はそんなことは一切知らず、急遽設定した道の駅「高千穂」へ。70km程先です。まだ3時過ぎでしたので、5時前には着けそうです。道中のほとんどが山の中。上り下りにたくさんのカーブを抜けて高千穂の町へ。
 道の駅に到着したのがほぼ予定通り。道の駅のレストランは6時頃までやっているようでしたので、高千穂神社へお参りにこの時、夜神楽の予約ができることを初めて知って、すぐに予約したという次第でした。思わぬラッキーに恵まれたものです。
 再び道の駅に戻って早めの夕食にしました。道の駅から高千穂神社まで車で2分もあれば行くことができますので、運転をパートナーに任せることにして、私はビールをいただきました。

晩酌より、食事メインの夕食でした。

 夜神楽が始まるまでには時間がありましたので、車で待つことに。頃合いを見て、パートナーの運転で高千穂神社へ行きました。夜神楽が行われる建物は畳敷きの広間で、正面には結界を示す注連縄が張られた舞台が設えてありました。あまり前過ぎない場所を選んで腰を下ろして待っていると、個人の見物客のほかに団体さんも続々と入ってきます。平日だというのにほぼ満席状態となりました。
 高千穂神社の夜神楽は、高千穂の地区が持ち回りで演じていることとか、その日の演目だとかの説明に引き続き神楽が舞われました。その夜は、天岩戸に籠もられた天照皇大神を外へ誘い出そうと面白おかしく舞う神楽と、他にいくつかが演じられました。笛と太鼓、鈴の音、面と衣装、独特の舞。高千穂の、それも高千穂神社で夜神楽を見ていることをありがたく感じずにはいられませんでした。私たちは、神社をお参りした際に直接申し込みましたが、他の方法で申し込むこともできるかもしれません。そうであれば、事前に済ませて安心して来ることができますね。

凜と張り詰めたような空気に包まれます。

 思いがけない幸運に恵まれ、幸せ気分のまま朝まで静かに休むことができました。

《車中泊地・宿泊地》
道の駅「高千穂」
*登録:平成14年(国土交通省ホームページより)
*トイレ:記録はありませんが、綺麗だったと記憶しています。
*温泉・入浴施設:私たちは、道の駅「ながゆ温泉」近くの「御前湯」に入ってから高千穂へ入りました。高千穂にはホテルがたくさんありますので、日帰り入浴できる場所を探して行ってみるのもよいと思います。
*食事:夕食は、道の駅の食堂で食べました。カレーやうどんなどの他、ちょっとしたつまみになりそうなものもありましたよ。アルコールもありました。
*おすすめ度【○△】:高千穂神社まで車で2分ボート乗り場のある高千穂峡の駐車場まで10分もかかりません。高千穂観光には嬉しい立地です。脇の道路の走行音も気にならず、朝まで静かでした。道の駅「ながゆ温泉」もお勧めです。ただ、高千穂峡でボートに乗りたい場合などは、距離を考えると道の駅「高千穂」が断然お勧めです。

《観光》
地獄巡り:色や粘り気などの特徴ある池を巡ります。私たちは、一番上にある海地獄の駐車場に停めて、後で車を取りに行きましたが、地獄巡り通りの中程にも広い駐車場がありました。ここから上へ行ったり下ったりすると便利だと思います。血の池地獄まで歩けないわけではありませんが、歩きでショートカットできる道も見付かりませんでしたので、車でいらっしゃることをお勧めします
臼杵石仏:青の洞門に通ずる人間の思いを感じる場所でした。リーフレットの道順を辿って様々な石仏を見ることができます。
《走行距離》
*約200km


 では、次回は、道の駅「高千穂」を出て、テレビで時折目にする高千穂峡でボートに乗ります。その後、天岩戸神社、天安河原宮、東本宮をお参り。前の晩と合わせて、高千穂を満喫します。そこから延岡に向かい、道の駅「北川はゆま」での車中泊までの様子をお伝えします。どうぞ、お楽しみに。

 今回もお越しいただき、ありがとうございました。
 はーい、ということで、 旅々どーも(^_^)/ でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました