どうも~! 旅々どーも(^_^)/ でーす。
「090」が一杯になったために、若い人たちの電話番号は「080」を使うようになったとテレビで知りました。近頃、「080」の番号を目にする度に、「まだ、PHSって使えるんだ」と信じていた私は、十分、昔の人になっていたことも知りました。
前回は、車中泊で北海道第2日、道の駅「230ルスツ」から道の駅「サーモンパーク千歳」までの旅をお伝えしました。その日毎に満足感が得られ、北海道の旅に対する期待感が増すばかりです。
さて、今回のポイント
道の駅「サーモンパーク千歳」〜支笏湖〜夕張(「幸福の黄色いハンカチ」ロケ地・石炭博物館)〜道の駅「日高道の駅(樹海ロード日高) 」
※ページ最上部の地図中の「③」のところです。
※なお、コロナ禍による自粛のため、2019年6月現在の内容を元に紹介していきます。
【第3日】
小雨模様の中、道の駅「サーモンパーク千歳」を出発して支笏湖へ。支笏湖スカイロードを通って、30km弱、40分くらいで湖畔の駐車場に到着しました。スカイロードの途中には、プロゴルフトーナメントが開かれる、ザ・ノースカントリーゴルフコースがあり、一度でいいから北海道のゴルフ場の綺麗な芝生でプレイしたいものだと、現実のものになるかも分からない(多分ならない)夢を描いたりしたものでした。
湖畔の駐車場に着くと、雨はすでに上がっていて、雨のお陰でしっとりと青さを増した緑の中を散策することができました。昔の線路跡の山線鉄橋まで行くと、下を流れる千歳川から湖側へ漕ぎ出すカヌーが目に入りました。カヌー体験ができるようです。気持ちよさそうでしたが、自分たちも!という気にはなりませんでした。静かな湖面を滑るように進むカヌーと雄大な支笏湖の景色を眺めるだけで十分でした。


「支笏湖ビジターセンター」や土産物店を覗いたりして駐車場へ。来た道を下って千歳に戻ったのがお昼少し前でした。この辺りでお昼を食べてしまおうと走りながら探していたら「すき家」を発見。迷わず立ち寄りました。こうしたチェーン店は、大雑把な計画だけで走る車中泊の旅には大変有り難いです。特にメニューを見なくても注文できてしまうのも気軽でいいですね。
目指す夕張までは50km程。午後一には到着できそうですのでこれまたゆったりした道中です。夕張に入って大きな丁字路を右折すると間もなく「幸福の黄色いハンカチ思い出広場」の黄色い看板が見え、ここを左折してしばらく上って行くとすれ違うのが大変そうな道になりますが、また、黄色い案内看板がありましたので無事に駐車場まで辿り着くことができました。この黄色い看板は分かりやすくて良かったですよ。
駐車場に停めてゲートの方へ歩き出した時、右方向に延びた砂利道の奥に一頭の鹿がこちらをじっと見ているのを見付けました。その後は、毎日姿を見かけることになる鹿でしたが、北海道で最初に出会った鹿となりました。後から考えればそう驚くことではないのですが、何事も最初は驚くものだと思います。カメラに収め、受け付けへ向かいました。

有名なロケ地の社宅は、受付からすぐのところにあって、奥には、黄色いハンカチが斜めに風になびいているのが目に入りました。いやあすごいですね。社宅の奥に黄色いハンカチ。映画のあのワンシーンそのままの光景です。家の中にも入れるようになっていて、部屋も台所もそのままです。隣りの家には、来訪者がメッセージを書いた黄色い付箋が壁や天井にすき間無く貼られていたり、撮影で実際に使われた品々も展示されていました。中でも目を引いたのが、赤のマツダファミリ。当時、学生だった私には手が出せなかった車。青春ドンピシャの映画であり、車でしたので、ここを訪れ、車を目の当たりにすることができたので、もう「なんも言えねえ」状態でした。同世代の皆さん、是非、お立ち寄りを。




ここを出て石炭博物館へ。広い展示室には、石炭採掘に関係する品物や歴史の説明などがあり、それらをひとしきり眺めた後で坑道の見学をお願いすると、残念なことに取りやめているとのこと。なんでも、少し前に発生した地震の影響なのだそうです。これは、どうしようも無いことですので、時期が悪かったとすんなり諦めて、車中泊地へ向かうことにしました。
予定していたのは道の駅「夕張メロード」でした。行ってみると、大きなスーパーといった感じの建物で、中には、地元の食品などがたくさん並べられていました。ところが、車中泊で使える外のトイレは工事中で、張り紙には、新夕張駅のトイレを使うように、と記されていました。きっと、今ここで車中泊をすれば、新しくて綺麗なトイレで気持ちよく用が足せることでしょう。残念!
それでは、ということで先へ進んでみることにして、次に目指したのが道の駅「日高道の駅(ロードマップには「樹海ロード日高」と載っていました)」でした。50km程ですので、小一時間の距離、4時過ぎには着けそうでした。着いてみると、道の駅の建物に隣接してAコープがあったり、コンビニがあったりしていて食には困らなさそうでした。調べてみると、温泉も近くにあることが分かりましたので、迷うこと無くここに決めました。
まずは沙流川温泉ひだか高原荘へ。橋を渡った先にあって、スキー場の下という感じでした。1kmくらいしかありませんので、この道の駅を利用される場合にはお勧めです。宿泊も可能ですので、たまにはのんびりしてみたいという時には利用されるのもよいと思いました。環境は抜群です。
道の駅に戻り、Aコープで食材と飲み物を購入。コンビニもいいですが、スーパーの食品の種類の多さには及びません。特に、刺身などの生ものが好きな私にはうれしい限りです。車に戻って夕飯にし、目の前のセイコーマートでビールを追加したりしてゆったり過ごすことができました。
少し離れた車も車中泊らしく、電話をしている声が大きくて聞くともなしに聞いていると、一緒に連れてきている犬の名前が女性の名前なのです。最初は訳が分からなかったのですが、車には、その男性と犬だけで、女性の姿は見えません。犬のネーミングにもいろいろなセンスがあるのですね。
《車中泊地・宿泊地》
◇道の駅「日高道の駅(樹海ロード日高)」
*登録:平成8年(国土交通省ホームページより)
*トイレ:自動ドアを入った奥にあります。綺麗でしたし、自動ドアが手前にあるお陰で虫が入りにくくなっているので、虫が出る頃にはうれしいですね。
*温泉・入浴施設:約1kmのところに「沙流川温泉ひだか高原荘」あり。橋を渡ってすぐの左手にあります。スキー場の下にあるといった感じです。宿泊もできる施設でした。
*食事:Aコープとコンビニがありますので、大概の食料は十分調達できますよ。
*おすすめ度【◎○△】:登録年は若くはありませんが、トイレも改修済みで綺麗です。何と言っても、Aコープやコンビニが近いことがうれしいです。周囲は一般の住宅地ですので安心感がありますよ。
《観光》
*支笏湖:千歳からはほぼ一本道です。割となだらかな登り道が続きます。湖畔をのんびり歩くのだけでもとても気持ちがいいです。ビジターセンターを見学したり、土産物屋を覗いたりするのも楽しいです。軽食やソフトクリームなどの店もありましたので、店が開くくらいの時間に行くのがよいと思いました。
*幸福の黄色いハンカチ思い出広場:映画をご覧になった方、必見です。時代が重なるならば、涙ものです。私が行った時はまだ、他にお客さんがわずかでしたので、三脚を立てて、ポスターの立ち位置で写真を撮れました。
*石炭博物館:夕張の町を北へ抜けた所にあります。「炭鉄港」という昔の産業の柱を表す言葉をこの施設で初めて知りました。
《走行距離》
*約180km
夕張には前々から訪れてみたいと思っていました。町並みは整えられていて、昔の炭鉱の町という面影は見られません。ですが、黄色いハンカチのロケ地に行けたことがこの日の収穫でした。また、道の駅を急遽変更しましたが、逆に、そのお陰で過ごしやすい道の駅に行くこともできました。車中泊の旅の面目躍如ですね。
では、次回は、道の駅「日高道の駅(樹海ロード日高)」から南下して、途中、二風谷コタンに立ち寄り、さらに太平洋岸まで進み、新冠のレコード館、そして、道の駅「みついし」での車中泊までをお伝えする予定です。どうぞ、お楽しみに。
今回もお越しいただきありがとうございました。
はーい、ということで、 旅々どーも(^_^)/ でした。


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