【車中泊で北海道23日間④】
☆道の駅みついしで車中泊☆
〜旅々どーも(^_^)/ のよ・た・ば・な・し〜

車中泊 北海道

 どうも~! 旅々どーも(^_^)/ でーす。

 「○○さんがおっしゃられた・・・」とテレビで言っていました。二重敬語を遣うなんて後ろめたいことでもあるんじゃないの?と意地悪く勘ぐってしまいます。気になって内容が入ってきません。これって、私だけでしょうか。
 皆さんは、いかが思し召しにおなりになられますでしょうか?


 さて、前回は、道の駅「サーモンパーク千歳」から道の駅「日高道の駅(樹海ロード日高)」までをお伝えしました。「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地を訪れることができ、満足感一杯の第3日でした。

そこで、今回のポイント
道の駅「日高道の駅(樹海ロード日高)」二風谷コタンレ・コード館道の駅「みついし」
※上の図のの部分です。
※なお、コロナ禍による自粛のため、2019年6月現在の内容を元に紹介していきます。


【第4日】
 前夜にAコープで買っておいたパンで朝食を済ませ、一路、日高街道(国道237号)を南下しました。沙流川に沿うように緩やかにうねった朝の道を気持ちよくドライブ。道路からつながる牧草地の奥の方には数頭の鹿。何とのどかな光景なのでしょう。その上、通勤時間帯でも車の通りが少なく信号も少ない道は、ゆったり走るのには最高です。北海道の雄大さを実感します。
 海までの道のりの半分を過ぎた頃、右前方に「二風谷コタン」の看板を見付けました。今回の旅で、この先、阿寒湖に行ったら「アイヌコタン」に立ち寄るのを楽しみにしていましたが、こんな早くにこうした施設があることは知りませんでした。早速、道路脇にある駐車場に停め、案内図を見ると、再現された家屋が点在しているのが分かりました。実際に歩いてみると集落全体の雰囲気が伝わってきますし、倉庫や家の中を覗いたりもできるので、生活の様子を感じ取ることもできました。道路の反対側にあった博物館の方にも行ってみましたが、時間が早く開館前でしたので断念。次に訪れる時には是非入館してみることにします。

「二風谷コタン」の駐車場脇の案内板
建物のすぐ近くまで行って見学することができました。
水の重さで粉をついたり脱穀をしたりする仕組みだと思います。

 日高町で左折して、太平洋を右に見ながら新冠を目指しました。しばらくは日高本線と並行して走る道が続きます。そうこうしているうちに空が曇り始め、北海道上陸後初めての雨が迎えてくれました。
 新冠まで来た時には雨脚が強くなり、景色もかすむほどでしたので、ちょうど、名前が気になっていた「レ・コード館」がありましたので寄っていくことにしました。あいにくの雨ではありましたが、地元の人たちがテントを張って、朝市のようなイベントを行っていました。駐車場に車を停め、雨が一息つく瞬間に急いで車から降りて入口へ。メインの施設である、レコードの展示館へ行ってみました。説明書きによると、地方創生資金で造った施設のようで、全国からレコードが寄附されたりしているようでした。レコードが趣味の人にとってはたまらない施設だと思います
 次に、エレベーターで最上階に上ってみました。そこは、展望回廊になっていて、売店もありました。売店でコーヒーを注文して椅子に腰掛け、雨模様の新冠の景色を眺めながらコーヒーブレイク。旅の前には、ここも車中泊地として考えてもいましたが、まだお昼少し前でしたので、近くでお昼を食べたとしても、この雨では周辺を見て回るのも大変そうです。そこで、この先の道の駅「みついし」まで足を伸ばすことにしました。
 まだ降り続いている雨の中を急いで車に乗り込むと、イベントをしている地元の人たちが、こちらに向かって何やら叫んでいるのが見えました。窓を開けて聞いてみると、車の下にロードマップが落ちていることを教えてくれたのです。教えていただいて助かりました。いろいろな書き込みをした大切なマップをなくさずに済みました。感謝感謝です。多分、慌てて車に乗る時に落としてしまったのでしょう。落としてからわずかな時間だったのですが、たっぷりと水を含んでぶよぶよになってしまいました。それでも、乾いてバリバリになってしまったマップは、この時のことを思い出させてくれます。いったい何年使ったんだ?と思われるほどの年季物のようになりましたが、今でも大切に使っていますよ。失敗談ではありましたが、こんなことがあるとその時の天気や周囲の様子などが強く記憶されるものですね。そう考えれば、うまくいったことばかりでなく、想定外のこともまとめて楽しんでしまうのがいいようです。
 新ひだか町に入ると、急に道の両側に大型店舗が見えてきました。ちょうどお昼の時間ですので、何か美味しい物にありつきたいものです。少し進むとイオンがあったので、まずは駐車場へ。イオン内のフードコートもありかな、とも思いましたが、周囲を見ると、駐車場に「ちょいす」というちょっと変わった名前の寿司店が目に入りました。名前にも惹かれ、このところ食べていなかったお寿司でお昼、というのもいいなと思い、迷わず入店。入ってみれば店内はよくある寿司のチェーン店でしたが、ネタが新鮮なのに驚きました。久しぶりなので、いつも以上にたっぷり食べ、十分堪能しました。道内にチェーン店が数店あるようなのですが、この先は、お目に掛かることはありませんでした。
 ここからは、車中泊予定地にした「みついし」へ直行です。道の左側には牧草地が広がり、右手に道の駅が見えました。奥の大きな施設が「昆布温泉」で、手前のコンパクトな施設が道の駅でした。まずは、車を降りて下見に。道の駅には物産館とトイレがありました。物産館はお休み、トイレはウオシュレットが付いていない普通の水洗トイレだったと思います。こぢんまりした道の駅ですが、車中泊っぽい車がすでに数台停まっていました。海岸線が近いのでもちろん海抜は一桁ですが、道の駅と海との間には高さが10mくらいの砂丘がありましたので、いざという時の避難先にはなりそうでした。でも、実際に地震情報を聞いて危険を感じたとしたら、ひたすら内陸へ車を走らせ、海抜を稼ぐ行動に出ると思います。国道を少し西へ走ってから5kmも内陸に入れば30mくらいの海抜は稼げます。ここへの行き方をチェックしておいたので、要らぬ心配はしないことにしました。
 そうなれば、あとは、ゆっくりとお湯に浸かって、夕食です。まだ雨が落ちていましたので、車で「昆布温泉蔵三」の駐車場へ行きました。建物は大きくて綺麗。お風呂も綺麗でした。お湯から上がって食事スペースへ。同じ施設内でご飯も食べられるのは有り難いものです。お風呂と食事の両方揃っているこの温泉施設はお勧めですよ。食事をしているうちに雨も上がったようで、夕方ですが、先ほどより明るくもなってきました。後は、道の駅に陣取って車中泊です。
 山あいの道の駅から一転、広々とした海沿いの道の駅でゆっくりと体を休めることができました。

《車中泊地・宿泊地》
道の駅「みついし」
*登録:平成7年(国土交通省ホームページより)
*トイレ:微妙な表現になりますが、中程度、といったところでした。まだ、ウオシュレットが付いていなかったと思います
*温泉・入浴施設:隣接して「昆布温泉蔵三」という大きめの入浴施設があります。ここは、施設が大きく、かつ新しいです。ゆったりとした造りになっていて、とても快適でした。
*食事:「蔵三」の中の食堂が利用できます。おつまみ類もアルコールもありました。もちろん食事もOKです。買い出しをするなら、コンビニは、4,5kmのところにありました。
*おすすめ度【◎△】:登録年並みの施設でした。しかし、温泉施設が隣接していること、そして、海と牧場に挟まれた素晴らしい環境であることを合わせると高く評価したくなります。難点は、海抜が5mと低いことです。道の駅の裏には高さ10m程の砂丘がありますので避難場所の一つになると思います。しかし、私は、海抜の低い場所で車中泊をする際には、あらかじめ内陸などの30m程度の海抜が稼げる場所を見付けておき、そこまでのルートと所要時間を確認しておくようにしています。ここでは、5kmも走ればそのくらいの海抜の場所へ避難できますよ。

《観光》
二風谷コタン:広い敷地内に続く順路を辿って家屋や倉庫などを見学することができます。中に入れる建物もあって、アイヌの人たちの生活の様子を感じ取ることができました。駐車場から入って自由に散策できるのもありがたいです。時間がもう少し遅ければ展示館内も見学できたのですが、相も変わらず早朝から動いてしまう性分ですので外観だけを眺めて終わりにしました。皆さんは、是非、開館時刻を調べていらっしゃることをお勧めします
レ・コード館レコード好きの人、懐かしの音楽好きの人にはお勧めの施設です。門外漢の私でも、昔のアイドルのレコードを見付けては、往時を懐かしんで、ワクワク感を味わうことができましたよ。天気が良ければ、最上階の展望回廊がお勧めです。海と陸地を同時に眺めながら、ゆったりとコーヒータイムを楽しんではいかがでしょうか。
《走行距離》
*約120km

 内陸から太平洋岸へ出、全く違った景色の中を走った一日でした。思いがけず、二風谷コタンに立ち寄れたのもうれしい経験でした。北海道最初の雨に迎えられたお陰で、ドタバタ劇にはなりましたが地元の人に助けて頂きましたし、車中泊地を変更することにしたことで、結果、昆布温泉で身も心も癒やすことができました。


 では、次回は、道の駅「みついし」からさらに南下して、旅の目的地の一つ、襟裳岬に向かいます。そして、襟裳岬から再び内陸に入り、道の駅「ステラ☆ほんべつ」までの様子をお伝えする予定です。どうぞ、お楽しみに。

 今回もお越しいただきありがとうございました。
 はーい、ということで、 旅々どーも(^_^)/ でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました