【車中泊で北海道23日間㉓】
☆道の駅「なないろ・ななえ」で車中泊☆
〜旅々どーも(^_^)/ のよ・た・ば・な・し〜

車中泊

 どうも~! 旅々どーも(^_^)/ でーす。

 旅の虫がうずうずしていませんか? 新型コロナの第6波が去ったあとに希望を託し、それまでは「忍」の一字ですね。私の与太話が少しでも皆さんの鬱憤晴らしのお役に立てたとしたなら嬉しい限りです。


 さて、前回は、道の駅「くろまつない」から海側に出て、弁慶岬では爽快な北海道の朝を堪能し、その後、車中泊予定地だった松前まで一気に渡島半島を南下しました。強い風に悩まされ、急遽、風よけのために内陸の道の駅「しりうち」に移動して車中泊するまでの様子をお伝えしました。

そこで、今回のポイント
道の駅「しりうち」しかべ間歇泉道の駅「なないろ・ななえ」
※地図の中のの部分です。
※2019年6月現在の内容を元に紹介していきます。

【第23日】

 道の駅「しりうち」の朝。洗顔のためトイレに向かうと、駐車場には前日の倍以上の数の車が停まっていました。私と同様に風をよけてここへ来たのか、鉄道マニアの人が来たのかは分かりませんが、想像以上の人気です。脇を通る道路も車の往来が少ないため、朝まで静かに過ごすことができました。そんな点で、利用者が多いのかもしれません。風もさほど強く吹かず、ゆっくり休めましたので、ここに移動してきて正解でした。
 この日は、函館港に一番近い道の駅である「なないろ・ななえ」で車中泊をすることにしていました。と言いますのは、函館から大間へ向かう翌日のフェリーを数日前に予約してあったからです。北海道の旅もいよいよ最後の晩を迎えることとなりました。
 海沿いの道へ出、木古内を過ぎてしばらく走ると、右手の海の奥に函館山が見えてきました。函館には新幹線で来たことがありましたので、何だか懐かしいような気分になってきます。函館市街はその時に主だったところは観光で回っていましたので、函館市内ではなく、しかべ間歇泉に行ってみようということになりました。道の駅「しりうち」からしかべ間歇泉まで80kmちょっとあります。2時間はゆうにかかりそうですが、いつも通り朝早く行動を開始していますので、お昼前には到着しそうでした。北斗市を過ぎ、山間に入り大沼公園の分岐でうっかり5号線をそのまま走ってしまったために、沼の北側の縁に沿う寂しい道をひたすら走って鹿部に行く43号線に戻ることになりました。これはこれで冒険のような楽しい旅になりましたが。
 11時前にはしかべ間歇泉に到着。ここは、道の駅にもなっていますので、トイレや売店などがあります。間歇泉を見学しようと店に入りましたら、すぐ脇にガラスケースがあって、そこには、牡蠣やら豚やらの蒸し釜用の食材がいくつも並んでいました。あまりにも美味しそうでしたので、間歇泉は後回しということにして、先に蒸し釜をやることにしました。
 牡蠣と豚を購入。それぞれざるに入っていて、それを自分で蒸し釜に入れて蒸して食べるという仕組みです。お昼にはまだ早い時間でしたので、他にお客さんは無し。説明を読みながら蒸してみました。説明通りの時間をかけて蒸し、備え付けのポン酢をかけて食べてみると、これがおいしい。牡蠣はふっくら、豚肉は脂が適度に抜けています。大振りの牡蠣が5つ、豚肉にキャベツ、もやし、にんじん、ブロッコリーとどちらもボリュームがありましたが、あっという間に完食。なんと、同じ物をもう一つずつ買いに行くという食べっぷり。と言うより、美味しさ。蒸し釜、恐るべし。満喫しました。

この蒸籠で蒸します。耐熱の手袋も貸してくださいました。
結構な大きさの牡蠣だと思いませんか。これが5つも入っています。
今考えると、ご飯も少し欲しかったですね。この写真は、多分、お代わりをした後だと思います。ざるが2段になっています。


 ということで、後回しにしておいた間歇泉の見学へ。入場料を支払って館内へ。通路には間歇泉の仕組みや歴史についての展示がありました。そのお陰で、間歇泉を見て、ああ、すごい、とただ見るだけにはなりませんでした。こういう配慮は有り難いです。
 通路から中庭の間歇泉公園に出ると、奥には足湯がありました。足湯に浸かりながら間歇泉が吹き出すのをのんびり待つような計らいのようでした。郷に従え、で私たちも早速足湯を楽しむことに。間歇泉が吹き出すまで10分くらいの間がありますが、足湯に浸かって気持ちよくゆったりしていますので、気持ちが急くこともありません。何しろ、蒸し釜の美味しさもあって、気分上々です。吹き出すのを2回見たくらいで、足も興味もお腹も満足しました。

ベンチ後方の足湯から吹き出すのをのんびり待ちました。


 鹿部から海岸線を南下して半島を時計回りにぐるっと回って函館に戻ることにして出発。途中にあるホテルで日帰り入浴ができるようでした。前の晩、道の駅「しりうち」ではお風呂をパスしていたこともありましたので、この日は、ゆっくりお湯に浸かってから道の駅に行くことにしました。
 ホテルから函館まで、左側に海を見ながらのドライブです。およそ50kmほど走りました。函館空港の南側を通り、湯の川を通って道の駅に向かいます。以前来た時に有名な観光名所は見てありましたので、今回はどこにも立ち寄らないことにしました。途中、翌朝ここからフェリーに乗る函館ターミナルだけは確認し、道の駅「なないろ・ななえ」に行きました。
 登録が平成29年と若く、施設はできたてといった感じです。トイレも綺麗で安心施設内の右奥にフードコートがありましたので、ここに陣取っていつものように早めの夕食にしました。海鮮系は結構食べてきましたが、北海道最後の夕食でしたので、何かそれっぽいものをとメニューを見ると、あるじゃありませんか。海鮮の盛り合わせのような素敵なメニューが。早速注文し、ビールは中央の売店で購入して、(北海道)最後の晩餐の始まりです。道の駅の裏側には芝生のスペースがあり、その奥は田畑がつながっています。広々とした景色とこの日も良いお天気。お風呂にも浸かりましたので、幸せ気分。結局、この後、ビールを買いに行くこと2回。最後の晩餐は、なかなか最後を迎えませんでした。

広々、のんびりとした田園風景が見渡せます。
しっかりした海鮮に舌鼓。食べ終えた海老の頭がちょっと見えますね。

《車中泊地・宿泊地》
道の駅「なないろ・ななえ」
*登録:平成29年(国土交通省ホームページより)
*トイレ: 施設の左手にありました。もちろんウオシュレットでしたし綺麗でした。
*温泉・入浴施設:私たちは鹿部の南、恵山の東側のホテル恵風で入ってきました。ネットで調べると道の駅から2kmくらいのところに温泉があるようでしたよ。
*食事:私たちは、施設内の右奥のフードコートで食べました。しっかりした海鮮が食べられましたので満足でした。パートナーは、並びの店の甘い物で満足そうでした。
*おすすめ度【○△】:登録年通りの綺麗さです。トイレも言うことなし。夕食もOKでした。お風呂には出かけませんでしたが、トータルとして安心でき、十分満足できる道の駅だったと思います。

《観光》
しかべ間歇泉足湯に浸かりながら間歇泉が吹き出すのを待てるというのはいいですね。そして、蒸し釜。機会があったらまた来たくなる美味しさでした。
《走行距離》
*約200km


 今回の【車中泊で北海道】の総走行距離は約4,000kmでした。車中泊21泊、ホテル泊2泊をしながら、思いのほかゆっくり、かつ、いろいろな所を巡ることができました。海沿いから内陸まで、それぞれの道の駅ごとにご当地らしさがよく表されていました。土地や環境の違いにお面白さも感じました。
 せっかく車中泊で旅をするのですから、あまり早くから旅の終わりの日を決めてしまわずに、柔軟に対応した方が気分も楽で良いと思います。平日のフェリーであれば近場になってからでも予約が取れましたよ。
 よく話題に上る、車中泊禁止またはご遠慮については、私が回った中では、道の駅「阿寒丹頂の里」だけでした。ここでは、施設側にある駐車場での車中泊を遠慮するよう求める表示があったくらいで、他の道の駅ではそうした規制は見かけませんでした。
 道の駅も温泉も、そして、観光名所もたくさんある北海道。私たちが行った6,7月は、暑くも寒くもなく、その上、湿度が低いお陰で、車の中で快適に休むことができました。再び北海道に行く時も、きっと、同じ時期を選ぶと思います。
 どこかの道の駅でお会いすることがありましたら、情報を交換し合ってお互い楽しい車中泊の旅にしたいものですね。

 23回に分けてお伝えしてきた『車中泊で北海道』は今回で終了です。お付き合いいただきありがとうございました。

 『旅々どーも(^_^)/ のよ・た・ば・な・し』は、この後、九州編、東北編などを予定しています。新型コロナが治まったらすぐにでも出たいと計画している紀伊半島の旅の様子もいずれお伝えできればと楽しみにしています。

 今回もお越しいただきまして、ありがとうございました。
 はーい、ということで、 旅々どーも(^_^)/ でした。

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