どうも~! 旅々どーも(^_^)/ でーす。
足の親指の付け根の股の一番柔らかいところ(こんなに「の」を重ねて<(_ _)>)を虫に刺されてしまいました。痒みがなかなか治まらず、その上、掻こうとするには体を丸めなければなりません。小さな虫が大の男をこれほど苦しめる力を持っていることに驚かされます。
さて、前回は、道の駅「摩周温泉」を出発し、霧に覆われた早朝の屈斜路湖を美幌峠から一望し、摩周湖へと回りました。そして、道の駅「厚岸グルメパーク」での車中泊までの様子をお伝えしました。
そこで、今回のポイント
道の駅「厚岸グルメパーク」~湯沸岬灯台〜納沙布岬~道の駅「スワン44ねむろ」
※地図の中の⑨の部分です。
※なお、コロナ禍による自粛のため、2019年6月現在の内容を元に紹介していきます。
【第9日】
道の駅「厚岸グルメパーク」は、前夜から朝まで静かだったお陰でゆっくりと休むことができました。朝になってみると、車中泊の車が適度な間隔を保ちながら結構な台数停まっていました。食事も環境も申し分の無いこの道の駅は人気スポットだったのですね。朝の五時頃、トイレに向かうと、もう着替えが終わってそれぞれにぶらぶらしている車中泊の男性が数人見えました。自分もそうですが、一度目が覚めたら再び眠りにつこうとしてもできない年代の方々でした。この日も良いお天気に恵まれました。前日にイオンで買っておいたパンと唯一のこだわりであるコーヒーで朝食をとりながら、納沙布岬まで行って道の駅「スワン44ねむろ」まで戻る行程を確認しました。これまでもそうでしたが、目的地につながるルートが複数あったならばできるだけ海岸線に近いルートを選んできましたので、この日も、厚岸大橋を渡って太平洋岸を走ってみることにしました。
厚岸を出て間もなく「あやめケ原」の標示があったので、右折して入っていくことにしました。この辺りは内陸に少し入っていましたので、あやめケ原までは海に向かって結構な距離を走ることになりました。駐車場に着いたものの一台も車が停まっていません。駐車場から海の方へ少し歩くと展望の良い場所に行けるのですが、さすがに不安の方が大きかったので諦めることにしました。そんな時、ふと前方の林に目を遣ると一頭のエゾシカがじっとこちらを見ています。こんな早くに何をしに来たんだ、といぶかしそうにしています。その通りエゾシカの方が正しいような状況ではありました。
寄り道を止めて、納沙布岬を目指すことにして進んだのですが、今度は「湯沸岬灯台」の標示を見付けてしまったので再び寄り道スタート。国道を右折し、橋を渡って島に入り、集落を過ぎて更に草原を走り、キャンプ場を過ぎた先にありました。キャンプ場の少し先の駐車場に車を停めて歩いて向かいました。灯台に至る道は左右を海に挟まれていて、潮風が吹き抜け、岸壁や海を眼下に望むことができました。戻る途中、キャンプ場をよく見ると、バンガローがたくさんあってここに泊まるのも良し、車中泊でも良さそうだと思いました。何よりも、海が近く、草原の真ん中という立地の素晴らしさです。心配な海抜も約40mと十分です。来る時に見付けた「霧多布温泉」も近いのでお風呂はOK、食材は来る途中にあった町へ行けば何とかなりそうです。強風が吹かない日なら、車中泊をしてみたいと思いました。


さて、いよいよ納沙布岬へ。走れど走れどなかなか着きません。さすが北海道。途中、タンチョウヅルを見付けて、急いでシャッターを切りました。

納沙布岬に着くと、天気は上々でしたが海は霧模様でした。それでも北方領土はかすかに見えました。広い駐車場に高いタワー、展示施設に大きなモニュメント。まずは、納沙布岬の標柱のところで記念写真。北方領土返還を祈念する大きなゲートのモニュメントの辺りを歩き、「北方館」へ。館内では、帰還者のビデオが流されていて、島を出る時に家財道具を船に積み込んだものの船が沈んでしまい、命からがら本土に着いたといった体験談をいくつか視聴することができました。まだまだ戦後の話であり、生き証人も生存する話です。北方領土返還の強い思いを感じました。霧が出ているので上っても仕方ないと思いつつも「オーロラタワー」へ行ってみると、この日は休館日。納沙布岬観光はここまでですが、日本最東端の地に立てたことは大きな収穫でした。



この日の目的は納沙布岬でしたので、あとは気の向くままです。とりあえず、根室の町に行ってみようということで、今度は根室半島の北側の道道35号線を西に向かいました。右に根室湾を眺めながら、草原の中の道をドライブです。ここでもキタキツネやエゾシカに迎えられながらのんびりした行程です。根室市街の「どりあん」という有名店があるというので行ってみることにしました。落ち着いた感じの喫茶店で、私たちが座った席の脇にある暖炉にはさだまさしさんのサインがありました。名物だという「エスカロップ」を注文すると、トマトケチャップにソースが合わさったようなたれがかかったカツライスで、美味しかったですよ。
道の駅に向かう途中にあったコインランドリーでシーツを洗濯することにしました。下着などは二日前に洗濯したばかりでしたので洗濯物は少ししかありませんでしたが一緒に洗いました。
少し先には大型電気店やスーパーがありました。時間は少し早めでしたが、ここで食材やアルコールを買っておくことにしました。この頃はまだアンテナは自作せず、購入したフィルム上のものを使っていました。しかし、どうもうまく受信できませんでした。そこで、並びにあった電気店に入って、別の形のものを購入してみましたが、これもうーん。まあ、失敗はいつの時もつきものですね。
ここからは、再び、海と草原の道です。道の駅まではまた結構な距離を走りました。道の駅「スワン44ねむろ」に着いて、まず、トイレをチェックしてから施設内へ。土産物が並ぶスペースの隣りに「風蓮湖」の写真が沢山展示されたスペースがありました。野鳥や湖の美しい写真ばかりでした。風蓮湖に面したこの道の駅は、自然観察や写真撮影を目的とした人にとって魅力たっぷりなのですね。
営業が終わるのを待って車をトイレの近くに移動させ、車中泊モードに入りました。
《車中泊地・宿泊地》
◇道の駅「スワン44ねむろ」
*登録:平成11年(国土交通省ホームページより)
*トイレ:ウオシュレットが付いている上に、綺麗なトイレでした。
*温泉・入浴施設:根室市街には入浴施設がありましたが、私は、この日はパスしました。
*食事:道の駅のレストランは午後3時頃には終わってしまいますので、別の所で購入しておく方が良いと思います。根室市の方へ14km程行った所に大型スーパーがありますよ。
*おすすめ度【◎○△】:風蓮湖に面している素晴らしい環境です。景色を眺めたり散策したりしてゆったりと過ごすことができそうです。商店や民家は周辺にはありません。レストランも閉店が早いので、夕食は、根室市の方で食べるか、食材を購入してきて車で食べるかすることになります。ここは、環境が良い分、海抜が8m程しかありませんが、内陸に少し入っただけで40mくらいの海抜が稼げます。
《観光》
*納沙布岬:日本最東端という、日本に4つしかない「端っこ」の一つです。これだけで、行く価値大ありだと思います。展示館には北方領土に関する資料が多数展示され、体験談の動画を視聴することもできます。北方領土返還を祈念する大きなゲートも一見の価値ありです。想像以上の大きさに驚かされます。
《走行距離》
*約170km
道の駅「厚岸グルメパーク」は市街地に近い高台にあって海を一望できる素晴らしい所でした。そして、この日の車中泊地である道の駅「スワン44ねむろ」は、風蓮湖に面した自然たっぷりな環境にありました。それぞれ魅力的でした。また、本州最東端の納沙布岬にも立つことができ、忘れられない一日となりました。
今回もお越しいただきありがとうございました。
はーい、ということで、 旅々どーも(^_^)/ でした。
コメント